各種講習会案内
夷隅広域消防本部では、一般住民ができる応急手当の講習会を開催しています。講習会の種類は下記のとおりです。
① 普通救命講習Ⅰ(3時間)成人に対する心肺蘇生法、AED取扱、異物除去法、止血法(一般公募、団体向け) ② 普通救命講習Ⅱ(4時間)成人に対する心肺蘇生法、AED取扱、異物除去法、止血法(団体向け) ③ 普通救命講習Ⅲ(3時間)小児・乳児に対する心肺蘇生法、AED取扱、異物除去法、止血法(団体向け) ④ 上級救命講習(8時間)成人・小児・乳児に対する心肺蘇生法、AED取扱、異物除去法、止血法、体位管理、保温法、搬送法など(団体向け) ⑤ 応急手当普及員講習Ⅰ(3日間)事業所等において応急手当普及員としての認定を受けるための講習(一般公募) ⑥ 救命入門コース(90分・45分)心肺蘇生法、AED取扱(団体向け) ⑦ 救急講習(概30分から)受講者のニーズに合わせた講習で時間や内容に囚われない講習(団体向け)
【対象】①~④は、夷隅郡市内の在住、在勤、在学の中学生以上の方
講習会の実施時期等について
🔶 受講については、一般公募と団体向けがあります。
一般公募
消防本部で年間計画した講習会です。一般の方が個人で申し込みが出来、受講を希望される方は開催日程を確認いただき、受付期間内に消防本部及び各消防署・分署に電話または、窓口にてお申し込みください。(定員に達し次第受付を終了します。)
講習の種類 | 開催日時 | 開催場所 | 受付期間 | 定員 |
普通救命講習Ⅰ | 令和6年6月18日 9時~12時 | 消防本部2階会議室 | 5月1日から開催日の一週間前まで | 募集人数30名 |
普通救命講習Ⅰ | 令和6年9月14日 9時~12時 | 消防本部2階会議室 | 8月1日から開催日の一週間前まで | 募集人数30名 |
普通救命講習Ⅰ | 令和7年2月6日 9時~12時 | 消防本部2階会議室 | 1月1日から開催日の一週間前まで | 募集人員30名 |
応急手当普及員講習 | 令和7年3月3日、4日、5日 8時30分~17時30分 ※3日間連続の講習会 | 消防本部2階会議室 | 1月4日から2月20日まで | 募集人数20名 |
応急手当普及員講習 【対象】夷隅郡市内の事業所等の職員 【講習時間】3日間(24時間) 【申込】電話または窓口にて、消防本部、各消防署・分署へお申し込みください。 【認定証の交付】あり
団体向け
ご希望に応じて消防職員を派遣し、事業所等の職員や各種団体などを対象に開催する講習会です。各消防署・分署にて随時受け付けています。(受講人数10名以上でお願いします。)
講習の種類 普通救命講習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
消防本部指定のカリキュラムに沿って行う講習会です。
【対象】夷隅郡市内の事業所、各種団体職員で中学生以上 【講習時間】普通救命講習Ⅰ・Ⅲは3時間、普通救命講習Ⅱは4時間 【申込】電話または窓口にて、消防本部、各消防署・分署へお申し込みください。 【修了証の交付】あり
講習時間の短縮について
「応急手当WEB講習(e-ラーニング)」を受講することで、普通救命講習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの講習時間を1時間短縮することができます。また、上級救命講習にあっては、2時間短縮することができます。応急手当WEB講習を利用した講習をお考えの方は、申し込みの際にあらかじめご相談ください。
【団体向け】救急講習
【対象】夷隅郡市内の事業所、各種団体 【講習時間】概ね30分 【内容】AEDの使用方法など(希望や相談等対応可能) 【申込】電話または窓口にて、消防本部、各消防署・分署へお申し込みください。 【修了証の交付】なし
【団体向け】救命入門コース
普通救命講習を受けられない小学生以上対象の入門コースです。
【対象】夷隅郡市内の小学校高学年(概ね10歳以上) 【講習時間】90分または45分 【内容】心肺蘇生法、AEDの取り扱い 【申込】電話または窓口にて、消防本部、各消防署・分署へお申し込みください。 【修了証の交付】参加証を配布しています。
講習会の申し込みについて
講習会申し込み方法
最寄りの消防署、分署及び消防本部警防課に申し込んでください。
(消防本部、勝浦消防署、大多喜分署、御宿分署、大原消防署、岬分署、夷隅分署)
申込書は、下記の「講習の種類と内容」の申込用紙からダウンロードしていただきますようお願いします。 (最寄りの消防署又は分署でもお渡しできます。)
ご希望日に他事業所の講習等予定が入っている場合もありますので、事前にお問い合わせいただきますようお願いします。
講習受講時の注意事項について
動きやすい服装で受講していただきますようお願いします。女性の方におかれましては、スカートでの受講、口紅はご遠慮くださいますようお願いします。
持ち物は特にありません。飲み物をお持ちいただくことをお勧めします。
受講料は無料です。
講習会の種類と内容
講習の種類と時間 | 主な講習内容 | 修了証等の交付 | 申込 用紙 |
救急講習 (30分以上) | 心肺蘇生法、 AED使用法、出血時の止血法等 | なし | 任意 |
普通救命講習Ⅰ (3時間) | 成人に対する心肺蘇生法、AED使用法、異物除去法、止血法 | 修了証 | PDF Word |
普通救命講習Ⅱ (4時間) | 講習Ⅰの内容に加え、心肺蘇生法に関する知識の筆記試験及び実技試験があります。 業務等により一定の頻度で心肺蘇生法を行う方が対象です。 | 修了証 | PDF Word |
普通救命講習Ⅲ (3時間) | 新生児、乳児、小児に対する心肺蘇生法、AEDの使用法、異物除去法、止血法 | 修了証 | PDF Word |
上級救命講習 (8時間) | 講習Ⅰ及びⅢの内容に加え、心肺蘇生法に関する知識の筆記試験と実技試験、傷病者管理法、熱傷の手当、搬送法。業務等により一定の頻度で心肺蘇生法を行う方が対象です。 | 修了証 | PDF Word |
救命入門コース (90分) 救命入門コース (45分) | 成人に対する心肺蘇生法、AEDの使用法 | 参加証 | PDF Word |
応急手当Web講習(60分) (e₋ラーニング講習) | 総務省消防庁が提供している「一般市民向け応急手当WEB講習」です。 | 受講証明書 | なし |
実技救命講習 | 救命入門コース(90分)受講した方は、救命入門コースの参加証交付日から12ヶ月以内に実技救命講習を受講することで、普通救命講習Ⅰの修了証の交付を受けられます。 | 修了証 | PDF Word |
応急手当普及員講習(24時間) | 応急手当講習等の指導者になるための講習です。 | 認定証 | PDF Word |
※ e₋ラーニング講習については、自宅や職場でパソコン、タブレットPCやスマートフォンなどでインターネットを通じ、応急手当の基礎的な知識を映像等の視聴により学ぶことができるシステムです。
このWEB講習を受講することで、消防署等での各救命講習の受講時間を普通救命講習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲは1時間、上級救命講習は2時間短縮して受講することができます。
救命講習の重要性
~目の前で人が倒れたら、あなたはどうしますか?~
救急車が到着するまでの間、そこにいるあなたが応急手当をすることにより、その人の尊い命を救うことにつながります。消防本部では、救命講習を随時受け付けています。
申込書に必要事項を記入し、最寄りの消防署又は分署にてお申し込み下さい。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
講習会等に関する問い合わせ
夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部 警防課(0470-80-0133)
救命の連鎖と住民の役割
傷病者の命を救い、社会復帰に導くために必要となる行動と一連のつながりを「救命の連鎖」といいます。 救命の連鎖は、[心停止の予防][心停止の早期認識と通報][一次救命処置(心肺蘇生とAED)][二次救命処置と心拍再開後の集中治療]の四つの輪で成り立っており、この四つの輪が途切れることなくすばやくつながることで救命効果が高まります。救命の連鎖の最初の三つの輪は、その場に居合わせた人(住民)により行われることが期待されます。住民により一次救命処置が行われたほうが、行われなかったときより生存率や社会復帰率が高いことが分かっています。
心肺蘇生とAEDについて
心肺蘇生とは、心臓と呼吸が停止した傷病者に対して行う、胸を強く圧迫する「胸骨圧迫」と、口から肺に息を吹き込む「人工呼吸」で、止まってしまった心臓と呼吸の動きを助ける方法です。
AEDとは、不整脈により心臓がケイレンを起こし、全身に血液を正常に送り出せない状態(ブルブルと細かくふるえる「心室細動という。」)となってしまったときに、電気ショックを与え、心臓のふるえを取り除き心臓の動きを正常に戻すための機器です。自動的に心臓の動き(心電図)を解析して電気ショックが必要かどうか判断し、音声メッセージで必要な対応をしてくれますので、一般の人でも簡単に確実に操作することができます。